ここ数年、かなり高額だったインプラント治療にもさまざまな選択肢が広がり、治療費用もお手頃なところが増えてきました。日本国内では1000万人以上、インプラント治療経験があると言われていますし、インプラントはだんだん身近なものになってきました。とはいえ多忙な人が多い現代、治療にどれぐらいの期間を費やす必要があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか?今回の記事では、インプラント治療にかかる期間を詳しくご紹介します。
インプラントの手術自体にかかる日数は、手術の方法によって異なります。手術を1回だけで行う「1回法」は1日で終わります。2次手術が必要な「2回法」の場合はもう1日かかることになります。
どちらの方法になるかは、あごの骨や歯の状態によって医師が判断します。一般的に骨の量が十分にあり、硬い場合は1回法でも問題ないとされていますが、骨の量や硬さが十分でない場合は、2回法で手術が行われます。
●手術後の治療期間が長い
手術自体は1~2日で終わるインプラント治療ですが、インプラントがあごにしっかりと結合するまでの期間が必要になります。結合するまでにかかる期間は、上あごで6か月以上、下あごで3か月以上必要だといわれています。治療期間全体としては、上あごで約12か月、下あごで6か月程度が必要になります。
インプラント手術後は定期的にメンテナンスを受ける必要があります。手術直後は傷口がふさがるまで感染症などの恐れがあるので特に細かく行われます。定着後も嚙み合わせやⅩ線撮影などで、埋め込んだインプラントの検査を行います。
インプラントの寿命は15年から20年といわれていますが、40年以上経過している症例も多くあります。定着したから治療終了と考えるのではなく、毎日のセルフチェックと、歯科医によるメンテナンスを大切にしましょう。
1次手術と2次手術の間の期間は、骨とインプラントが結合するのを待つ期間で、あごの骨とインプラントの状態によって2か月~6か月かかります。この期間中は隣の歯を利用した仮歯や、入れ歯を使用するので、歯が全くない状態で過ごすことはまずないでしょう。
1次手術が終わったあと、あごの骨の状態がよかった場合はそのまますぐに仮歯の連結が可能です。仮歯は治療が進むにつれて、そのときの口腔内の状態に合わせて修正されます。
人工歯作成のための型取りの後につける仮歯は、インプラントにつける人工歯の最終形とほぼ変わらない形になると考えてよいでしょう。この仮歯をつける期間に、見た目などに支障をきたさないかしっかりチェックしておくことが大切です。問題があれば医師に相談しましょう。
このように、仮歯をつける期間は、快適な人工歯をつくるためのテスト期間としての役割があります。他にも、歯茎を慣らすためのウォーミングアップ期間としての役割もあります。仮歯をつけておくことで、実際に人工歯をつけたときの異物感に慣れておくことができるのです。
「ストローマンインプラント」は世界70か国以上で使用されているもっとも信用できるインプラントのひとつ。上部構造(人工歯)の接合部分が歯肉上に設計されており、1回の手術で完了できるのが特徴です。もちろん、あごの骨や症例の状態によってはすべての人が1回法の手術を選べるとは限りませんが、あごの骨の状態がいい人にとって治療期間が短くなるのは大きなメリットです。
増田歯科ではインプラント1本27万円~30万円(税別)で治療を行っています。あごの骨が十分でない場合はプラス5~25万円で必要な骨造成を行います。実際の症状によって選択する治療内容が変わり、金額も変動するので、詳しくはインプラントで有名な増田歯科にご相談ください。