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増田歯科医院では、「増田歯科通信」を配信しています。
この通信では、インプラントに関する豆知識や
患者様から寄せられるお悩みを解決するためのサポート
として、役立つコラムを随時更新しています。
ぜひご覧ください。
被せ物が外れた！インプラント治療のアバットメントって何？
「治療後に被せ物が外れたらどうしよう…」
「被せ物が外れたらどうしたらいいの？」という不安を感じる方もいるのではないでしょうか？
インプラント治療を受けた後に、被せ物が外れてしまうことは少なくなく、主な原因は、歯ぎしり・食いしばりなどによる強い力が加わることで被せ物に負荷がかかることです。
この記事では、インプラントの構造や被せ物が外れた場合の対処法などについて解説します。
アバットメントとは？
アバットメントとは、インプラント治療で使用される、歯茎の中に埋め込まれたインプラント体の上部に取り付けられる部品のことです。スクリュータイプの場合、インプラント体の上にアバットメントを装着し、アバットメントの上に上部構造を設置します。セメントタイプでは、インプラント体の上に上部構造と一体化したものを装着します。
手術の回数が一回のみの一回法の手術では、アバットメントがないタイプの人工歯根もありますが、多いのはアバットメントがあるタイプです。つまり、アバットメントは人工歯を支える重要な部品です。
治療に使用されるアバットメントの材料にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。ここでは代表的な4種類の材料について解説します。
1. チタン合金
2. ジルコニア
3. 金合金
4. プラスチック
アバットメントの役割
アバットメントは、治療において重要な役割を果たしています。ここでは、アバットメントの役割を５つ解説します。
1．インプラントを目立たなくする
ただし、審美性は材質によって異なるため慎重に検討しましょう。例えば、チタン合金や金合金は目立ちやすいですが、ジルコニアなどの素材は目立ちにくく、審美性を重視する方に適しています。
2. 人工歯冠とインプラント体を連結する
ネジ式の構造により、歯茎に埋め込まれたインプラント体と、歯茎の上に露出する上部構造をしっかりと固定しているので、治療後に不具合が生じた場合でも、アバットメントを調整することが出来ます。
3．傾きを補正する
4. 噛み合わせの高さ調整
5. インプラントの強度を高める
インプラントの被せ物が外れる原因
次に、インプラントの被せ物が取れる主な原因について5つご紹介します。
1. 経年劣化
2. ネジの緩み
ネジの緩みは患者様自身では確認できないため、定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける必要があります。
3. 強い衝撃
4. 噛み合わせの不具合
食べ物を噛む時や会話をする時に違和感がある場合は、歯医者で噛み合わせの状態をチェックしてもらいましょう。
5. 食いしばりや歯ぎしり
インプラントの被せ物が取れたときの対処法
インプラントの被せ物が取れたときの2つの対処法についてご紹介します。
〈対処法1〉
外れた被せ物はしっかりと保管しておきましょう。
〈対処法2〉
できるだけ早く歯医者を受診しましょう。
細菌感染が起こると、インプラント周囲炎になり、歯肉や骨に炎症が広がる可能性があります。外れた部分を気にすることで噛み合わせが変わり、頭痛や肩こりなどの不調が出ることもあるので、万が一受診できない場合でも事前に電話で連絡しておきましょう。
インプラントの被せ物が取れたときの治療費用
インプラントは自由診療のため、治療費用は歯科医院によって異なります。
被せ物が再装着できる状態であれば再製作の費用はかかりませんが、装着費用や受診料がかかります。
被せ物を取り替える場合、1本あたり5万〜15万円程度が相場です。被せ物の種類によって費用は異なるため、歯科医院で確認しましょう。
治療には保証期間を設けている歯科医院が多く、条件を満たしていれば無料で再装着できる場合もあります。定期的なメンテナンスを受けていることが条件となることが多いので、条件を満たしているかどうか歯科医院で確認してみてください。
まとめ
また、インプラントは定期的なメンテナンスが重要です。ネジの緩みや噛み合わせの状態、歯ぐきの状態などを定期的にチェックすることで、痛いと感じたり、被せ物が取れたりするのを防止できますので、定期的にメンテナンスを受けましょう。不具合や違和感がある場合には、早めに歯科医院へ相談してください。歯医者によって治療に保証期間を設けていると述べましたが、当院でも保証期間を設けております。
増田歯科医院ではインプラントの無料相談も行っておりますので、メンテナンスや保証の条件などで不安なことや分からないことがありましたら、些細なことでもお気軽にご相談ください。
