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喉が痛い… 風邪を引いていてもインプラントの手術は可能なの?

インプラント治療は、歯を失ったときの治療法として、近年多くの人に知られるようになってきました。
インプラント治療は人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着することで、見た目や噛む力を自然に近い状態に戻すことができるため、多くの患者様に選ばれています。
しかし、インプラント治療には外科的な手術を伴うため、患者様の体調や健康状態が非常に大切になります。特に、風邪を引いている時や喉の痛みがある時に手術を受けても大丈夫なのか、不安に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、風邪や喉の痛みがあるときにインプラント手術を受けても問題ないのかについて、分かりやすく解説していきます。
1.風邪とインプラント手術の関係
風邪は一般的にウイルス感染によって起こる軽度の病気で、鼻水・咳・喉の痛み・発熱などの症状を伴います。軽い病気と思われがちですが、手術と重なると注意が必要です。風邪のときにインプラントの手術を受けることで、炎症反応が強く出る、喉の痛みの悪化・麻酔薬が呼吸に負担をかけるなどのリスクを伴います。
免疫機能の低下と炎症の影響
この時は免疫力が落ちているため、手術によってさらに炎症反応が強く出てしまう可能性があります。
炎症が起こると治癒が遅れたり、術後の感染リスクが高まったりするため注意が必要です。
手術中のリスクと喉の痛み
手術中に咳き込むことで医師の細かい操作に支障が出るほか、喉の痛みが強いと呼吸が浅くなり、酸素供給に影響する場合もあるのに加えて、炎症を伴う喉の痛みは術後に悪化する可能性もあるため、見過ごさなように注意しましょう。
麻酔や薬の影響
また喉の痛みがあると、術後の薬の副作用を強く感じる場合もあるため、慎重に判断する必要があるので注意が必要です。
2.風邪や喉の痛みが心配な場合

風邪や喉の痛みがある状態で手術を受けることは、患者さん本人の体調だけでなく、歯科スタッフや他の患者さんへの感染のリスクにもつながります。そのため、インプラント手術日が近づいて体調がすぐれないと感じたら、必ず担当医に相談しましょう。医師は症状の程度や炎症の有無を確認し、手術を予定通り行うか延期するかを判断してくれます。軽い喉の痛みや軽度の風邪であれば手術が可能な場合もありますが、発熱や強い炎症があるときには延期を勧められることが多いです。
3.インプラント手術予定日が近づき、
風邪や喉の痛みがある場合の対処法
もし手術日が近づいて風邪や喉の痛みが出てしまった場合には、以下の点に気を付けましょう。
①適切な休息を取る
喉の痛みが強い場合には、温かい飲み物や加湿を取り入れて炎症を和らげる工夫をすると効果的です。
②感染対策を強化する
炎症を悪化させないために、喉を乾燥させないことも忘れないようにしましょう。
③なかなか治らなかったら医師に連絡する
飲んでいる薬や症状の経過を伝えることで、手術を安全に行えるかどうかを判断してもらえます。
④医師の指示に従う
無理をして手術を受けるよりも、喉の炎症が完全に治った状態で手術を受ける方が、結果的に成功率も高く、回復もスムーズになります。
4.風邪以外の体調不良について

手術に影響を与えるのは風邪や喉の痛みだけではなく、インフルエンザ、胃腸炎、全身の感染症、慢性疾患の悪化なども大きなリスクとなります。特にインフルエンザは高熱や強い炎症反応を伴うため、必ず手術を延期する必要があります。
5.軽度の風邪や喉の痛みなら
インプラント治療が可能なことも
風邪や喉の痛みがあっても、軽度で炎症がほとんど見られない場合には、インプラント手術を予定通り行えることもあります。ただし、自己判断は危険であり、体調に少しでも不安がある時は、遠慮せずに医師に相談してください。健康な状態で手術を受けることが、インプラント治療を成功させるために大切です。
まとめ

風邪や喉の痛みがあるときのインプラント手術は、免疫低下や炎症の悪化などによりリスクが高まるので、軽症であれば可能な場合もあるが、重症の場合は延期をするのが良いでしょう。
また、体調不良を感じたら必ず医師に相談し、適切な判断を仰ぐことが大切です。体調を整え、安心してインプラント手術を受けられるようにしましょう。
増田歯科医院では、インプラント治療を検討されている方のために、無料相談を随時実施しております。治療に関する疑問や不安がある方、費用や期間について詳しく知りたい方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。