オールオン4の治療後に定期的に受けたいメンテナンスの内容は?

オールオン4治療は、天然の歯の噛み心地に近い感覚が得られるため、多くの患者さんから支持されていますが、人気の秘密はもう1つあります。
それは、寿命の長さです。

口のなかに固定するオールオン4は、医学的には「人工臓器」という位置づけです。人工臓器は体にとって異物ですので拒絶反応が起きたり、人工物なので故障したりします。それで人工臓器は定期的に交換する必要があります。
しかしオールオン4で使われているインプラントは、装着から10年後に機能している確率が97%と、長持ちする特性があります。これは人工臓器としては異例の長さといえます。
しかも20年以上同じインプラントを使い続けている人もいますし、生涯使い続けた方も珍しくありません。

しかし「10年後に97%」ということは、3%の人は10年もたなかったことになります。
20年以上維持できている人と10年もたない3%の人の差は、もちろん「歯や体の具合」もあります。
しかしオールオン4を含むインプラントの寿命を大きく左右するのは、メンテナンスです。
オールオン4でいつまでも快適な食生活を送りたいと希望している方は、増田歯科で定期的に歯医者によるメンテナンスを受けるようにしてください。

■ インプラント周囲炎を予防するため

インプラント周囲炎を予防するため

歯医者による定期的なメンテナンスが必要なのは、オールオン4をインプラント周囲炎から守るためです。
インプラント周囲炎は「インプラントの歯周病」ともいわれ、一般的な歯周病と同じように最終的にはオールオン4を支えている4本のインプラントの脱落を招きます。
脱落までいかなくても、インプラント周囲炎を発症させてしまうとオールオン4の寿命は極端に短くなります。

■ 咬合調整をするため

咬(噛)み合わせのことを咬合(こうごう)というのですが、オールオン4の治療後は咬合調整が欠かせません。
噛み合わせが狂うと、一部分に力が集中してしまい大きなダメージにつながってしまいます。ひいてはオールオン4が傷ついたり、オールオン4と接触する反対側の天然の歯が欠けたりしてしまいます。
またバランスが取れていない噛み合わせは虫歯や歯周病の原因にもなります。
歯医者がオールオン4を入れた患者さんの定期メンテナンスで必ず咬合調整をするのは、このような大きな被害を未然に防ぐためです。

■ 緩みをチェックするため

オールオン4は「かなりしっかりした部品」を使っています。しかしそれでも人工物としての限界があります。
オールオン4は大きく、「根っこに当たる人工歯根(フィクスチャー)」と「人工歯と人工歯肉で構成する上部構造」そして「人工歯根と上部構造を結合させるネジ」でできています。
オールオン4を年単位で使うと、これらの部品に緩みが生じることがあります。
小さな緩みが大きなガタつきに進んでしまわないように、定期メンテナンスを受けてください。

■ 骨との結合を確認するため

骨との結合を確認するため

オールオン4の「しっかり感」を支えているのは、4本のインプラント(人工歯根)です。人工歯根はチタン製で、チタンは骨と結合する性質があります。
そのためオールオン4を長く使うには、人工歯根と顎の骨の結合が維持できていないとならないのです。
人工歯根が骨と結合しているかどうかは、よほど悪化すれば別ですが、歯医者でないと判断できないでしょう。

■ 破損を確認するため

オールオン4はチタンやセラミックなど、硬くて強くて欠けにくい素材を使っています。しかしそれでも天然の歯にはかないません。
そのためオールオン4を10年以上使うと破損する恐れがあります。もちろん10年以内に壊れることもあります。

歯科クリニックでのチェックポイントには、オールオン4の部品の破損も含まれます。小さな欠損が見つかった段階で調整できれば、大きな破壊を予防できます。

また滅多に起きないことですが、オールオン4の上部構造(人工歯と人工歯肉から成る部品)が割れることがあります。
これは、上部構造をのせる顎の骨(歯槽骨)が大きい患者さんに起きやすいとされています。歯槽骨が大きいと、オールオン4の人工歯肉の部分を薄くつくることになり、強度が落ちるので割れやすくなるのです。
決して「10年以上持つことがある部品が割れるはずがない」と過信しないようにしてください。

■ 歯石を取り除くため

これまで歯が痛まなくても定期的に歯科クリニックに通って歯石を取る習慣がなかった方は、オールオン4を入れたのを機に、定期メンテナンスを利用して歯石除去をしてもらいましょう。
歯石は歯周病の原因となり、インプラント周囲炎を引き起こします。歯医者による歯石除去の習慣がない方は、そのリスクを高めてしまうのです。

■ 歯磨き方法をチェックしてもらうために

歯磨き方法をチェックしてもらうために

オールオン4を入れたとき、歯科クリニックの歯科衛生士から歯磨き方法についてみっちり指導を受けたと思います。
そのとおりの歯ブラシを続けていますでしょうか。
「指導とおりの歯磨きは大変。レベルを落とした磨き方でも支障はない」と思っている方はいませんでしょうか。
いい加減なブラッシングの「ツケ」は、何年も経った後に払うことになります。歯磨き不足は、オールオン4の寿命を短くします。
定期的に歯科クリニックに通うことで、歯磨き方法の確認をしてもらえます。

■ まとめ~半年に1回が理想、最低でも1年1回

歯医者さんにもよりますが、オールオン4治療後の定期通院の目安は、最初の2年間が3~4カ月に1回、3~5年目が半年に1回とされています。それ以降は1年に1回でも大丈夫ですが、理想はやはり半年に1回です。
しかしこれは「違和感がまったくない場合」の通院頻度です。オールオン4に異変を感じたら、定期メンテナンスのタイミングとは別に、躊躇なく通院することをおすすめします。

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