真っ白だから健康とは限らない!歯の色は千差万別!

にこっと笑った時に見える白い歯は、健康的でとても魅力的に感じますよね。歯を白く輝かせるために、ホワイトニング目的の歯磨き剤で日々のブラッシングをしている、という方も少なくないでしょう。口元が美しくみえると、その人自体が明るく、より良い印象になるものです。しかし、白く輝く歯がそのままイコールで健康的な歯と言えるかというと、実はそうではありません。真っ白な歯だからと言って、健康であるとは限らないのです。歯の色というのは個人差があり、人それぞれ、まさに千差万別。では、どうして歯の色はそれぞれ違うのでしょうか。

■ 歯の色が決まるしくみ

歯の色が決まるしくみ

歯の色は人それぞれ、また、大きく分けると人種によっても異なります。歯は、外側から「エナメル質」、「象牙質」、「歯髄」という、3構造になっています。最も内側にある歯髄は、神経や血管があつまったもので、赤い色味をしています。その歯髄を中に収めているのが象牙質です。象牙質は、歯の本体ともいえる部分で、薄黄色や褐色を帯びた黄色です。そして、歯の本体である象牙質を、いわばコーティングするような形で覆っているのがエナメル質です。エナメル質は、乳白色に近い半透明の色味をしています。
3つの構造すべてに言えることですが、色味の大別はあるものの、人によって微妙に色合いが異なります。この色味の違いが、歯の色の個人差につながるのです。例えば、エナメル質が透明に近い色の人は、その内側にある象牙質の黄みがよく透けて見え、少し黄色よりの歯という印象を与えます。それとは逆に、エナメル質の乳白色が強い人は、象牙質の黄みがあまり透けて見えず、結果的に白い歯という印象を与えるのです。

■ 歯の色は人種でも異なります

人それぞれ異なる歯の色ですが、大きく分けると、人種によっても多少違いがあります。日本人の歯は、欧米人に比べて象牙質を覆うエナメル質が薄いことが多く、象牙質の黄みがよく透けるので、より黄色がかった歯であるといわれています。また、口元や肌の色によって歯の色の見え方はことなってくるので、黒人の方の歯は実際よりも白くみえるなどということもあります。肌の色素が薄いと、歯の黄色みが目立ちますが、色素が濃いと目立たないとった理由です。

■ 着色汚れが原因の場合も

着色汚れが原因の場合も

なんだか歯がくすんで見える、以前よりも黄ばんでいる気がする、こういった場合、食べ物や飲み物、また、タバコによる着色よごれが考えられます。コーヒーやお茶、カレーやケチャップなど、色の濃い飲み物や食べ物を飲食することによって、その色素が歯に付着し、そのまま落ちずに沈着してしまうと、色素汚れとして歯を汚くみせてしまうのです。また、よく聞かれるタバコのヤニも同様です。たいていの場合、飲食をしてすぐにブラッシングなどのケアをすれば色素沈着は防ぐことができますが、コーヒーやタバコなど、1日に何度も摂取するような場合は、その分色素の沈着率が高まります。色素汚れを防ぐには、色の濃いものを避けること、飲食したらすぐにブラッシングなどで歯をケアすること、そして、タバコは吸わないことです。日々心がけているだけでも、歯の色味に違いが出てきますよ。

■ 気を付けなければいけない歯の色とは

歯が真っ白でないからといって、不健康だということにはならない、ということはお分かりいただけたかと思います。しかし、いくら白い歯が健康と直結しなくとも、気を付けなくてはいけない歯の色もあります。病気によって、歯が変色しているということが考えられる場合もあるのです。
・虫歯で変色している場合
虫歯になると、その部分が茶色くなって、次第に黒っぽい色へと変化します。一部が黒っぽい色をしていると、その歯全体の色もくすんで見えてしまうものです。また、治療済の歯も、詰め物の隙間や周囲が虫歯になることがあり、その場合も虫歯部分が黒ずんでしまうため、たとえ詰め物をした治療済の歯でもくすんで見えることがあります。
・歯周病によって変色している場合
歯周病の病状が進んでいくと、歯周病菌の浸食によって、歯茎の内側から黒ずんでいき、歯茎や歯茎と歯の間が黒く変色してしまうことがあります。この変色がみられた場合、歯周病がかなり進行していると考えられますので、一刻も早く歯医者さんで診察を受けましょう。歯周病は、初期段階での自覚症状が出にくい病気です。少しでもおかしいと感じたら、すぐに歯医者さんへかかるようにしてください。
・神経が死んでしまったことで変色している場合
虫歯や歯周病といった歯の病気や、歯を強打してしまったことが原因で神経が死んでしまった場合、歯の血流が悪くなり、次第に黒ずんでしまうことがあります。また、治療などで神経を抜いてしまった場合も同じような現象が起こり、歯が黒ずむことがあります。

■ 歯の色が気になったら

歯の色が気になったら

白色が強い歯も、黄みがかった歯も、個人差としての本来の歯の色であれば何ら問題はありません。歯の色は千差万別、人それぞれ違うのだということをしっかりと認識しておきましょう。ただし、色素沈着や病気などといった、治療可能・必要な場合も多くあります。歯の色が気になるようであれば、まずは歯医者さんへ。日々のブラッシングが不十分で色素沈着を起こしているならば、歯のクリーニングとブラッシング指導、ホワイトニングなどを受けて改善していきましょう。もしも病気が原因であるならば、歯医者さんへ行くことは早期発見・早期治療につながります。病気の進行を、初期段階で食い止められるかもしれません。
いずれにせよ、定期的な歯科検診で防ぐことができる可能性が高いものばかりです。数か月に1度は増田歯科で検診を受けましょう。今まで以上にきれいな、輝かしい歯を手に入れられるはずです。





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