世界一長い「守口大根」の健康パワー|大根おろしで歯茎ケア

「守口大根」は、愛知県と岐阜県が主産地ですが、発祥は名前の通り、増田歯科医院がある大阪府の守口市です。愛知、岐阜と大阪の伝統野菜に指定されています。「大根おろしは歯茎の腫れや歯槽膿漏に効く」という民間療法もあるようですが本当なのでしょうか?ここでは、世界一長いといわれる「守口大根」を材料にした「守口漬」や大根おろしの秘密についてご紹介いたします。

■ 古くから食されてきた食材の大根!

古くから食されてきた食材の大根!

大根は煮物やみそ汁、漬け物、さらには、そばやてんぷらの薬味と、日本の食卓に欠かせないアブラナ科ダイコン属の越年草の食材です。原産は地中海、中央アジアなど諸説あり、紀元前2500年ごろにはエジプトで食されています。弥生時代の地層から種子が発掘されそのころには日本に渡来していました。室町時代ごろから一般向けに生産されるようになり、江戸時代に入ると各地で生産が盛んになります。1673~1681年には練馬大根が、1709年ごろには桜島大根が、1818~1830年には聖護院大根が生産をはじめています。現代では流通の90%を占める青首大根をはじめ、100種以上の種類があります。

■ 世界一長い「守口大根」は身がかたく漬け物向き!

「守口大根」は平均して、直径2~3センチメートルに対して長さは120~130センチメートルと極端に長い大根で、191.7センチメートルの「守口大根」は世界一長い大根とギネスに登録されています。ただし、他の大根に比べ身がかたく、辛いため生食は向きません。また、砂の混じったやわらかい土壌が栽培の条件で、根が深く収穫も大変なため、一部の地域でしか栽培されていないことが特徴です。

■ 「守口大根」の発祥は大阪市守口市!

大阪の守口大根は宮前大根と呼ばれた細根大根が元で、1586年の書簡にすでに名前が記され、豊臣秀吉が名付けたといわれています。江戸時代に入ると守口宿名物「守口漬」の原料として盛んに生産されました。明治時代になると宅地化により生産されなくなりましたが、2005年に実験的な栽培が再開され、2007年には「なにわの伝統野菜」に指定。現代では、守口市の特産物としての栽培計画が進められています。

■ 愛知県と岐阜県が「守口大根」の主産地です

愛知県と岐阜県が「守口大根」の主産地です

愛知県岐阜県の「守口大根」は美濃干大根と呼ばれた細根大根が元で、1645年の文書に記述があります。ただし、「守口大根」と呼ばれるのは、明治時代に「守口漬」の材料になってからです。はじめは岐阜県相模原市の木曽川流域のみで栽培されていましたが、戦後には愛知県丹羽郡扶桑町のやはり木曽川流域でも生産されるようになりました。現代では愛知県が全国生産の約70%のシェア占め、「あいちの伝統野菜」「飛騨美濃の伝統野菜」に指定されています。

■ 「守口大根」といえば愛知県名産「守口漬」!

「守口大根」は主に、酒粕で漬ける愛知県名産「守口漬」の原料になります。元々は大阪の名産でしたが、酒粕は高価なため富裕層のだけの食べ物で、しかも守口大根の生産が減るのとともに廃れていきました。一方、1881年に名古屋市で創業した漬け物屋が、新しい粕漬けを考案し「守口大根味醂粕漬」と名付け評判になり、やがて省略され「守口漬」になりました。大和屋守口漬け総本店(2,000~5,000円)、尾張屋(500~10,000円)などの本店支店や、全国の百貨店などで販売されています。

●大和屋守口漬け総本店
愛知県名古屋市中区栄3-15-1
電話:052-251-8821
営業時間:9:00~18;00
定休日:年中無休
http://www.moriguchizuke.co.jp/kodawari.html

●尾張屋
〒452-0051愛知県清須市西枇杷島町大野40番地
電話:052-501-3727
営業時間:9:00~17:30
定休日:日曜祝日
http://www.owari.co.jp/rekishi/rekishi.html

■ 大根は栄養が豊富で体に非常によい食材!皮や葉も捨てないで

大根にはでんぷんを分解するアミラーゼ、タンパク質を分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼ、酸化反応を促進するオキシダーゼなど、多くの酵素を含んでいます。酵素は新陳代謝を活性化することで、免疫力を高め血液をサラサラにし、美容やダイエットにも役立ちます。皮には、疲労回復の効果があるビタミンCや、毛細血管を強くするビタミンPなどが多を含まれているのが特徴です。また葉には、皮膚や粘膜を保護するβカロチン、鉄分やカルシウムなども多く、血液、骨、歯の健康にも効果的といえます。ただし、多くは熱を加えると分解してしまうので、葉以外は生食がおすすめです。

■ 大根おろしには歯痛を抑える効果あり!歯槽膿漏などにも効果的

大根おろしには歯痛を抑える効果あり!歯槽膿漏などにも効果的

大根のもうひとつの重要な物質が、イソチオシアネートです。大根をおろしたときに発生する辛みの成分になります。含有される2つの酵素グルコシノレートとミロシナーゼが、化学反応を起こした結果できる成分です。イソチオシアネートには、解毒と殺菌効果があり、がんの予防、血液をサラサラにすることが期待できます。さらに、消化の促進、食中毒の予防にもなります。このイソチオシアネートが歯痛にも効くといわれているのです。実際に歯の痛みを一時的に抑える効果があり、急な歯痛や歯槽膿漏などに役立ちます。ただし、虫歯そのものを治すという効果はありません。ひどいときは、必ず歯医者を受診してください。

■ 歯茎の腫れや膿にも効く大根おろし!

大根おろしは歯痛だけでなく、歯周病などの歯茎の腫れや歯槽膿漏にも効果があります。用意するものは大根おろしとふきん、塩です。大根おろしをふきんで包み絞り水分を取りひとつまみの塩を加え、患部に湿布します。2、3分押しあてた後うがいをします。これを1日に3回食後に行うと驚くような効果が期待できるのです。ただし、これも効果があるからと安心せずに定期的な通院は怠らず、ひどいときはやはり歯医者に行くのが賢明でしょう。

■ 大根は皮ごとおろし15分以内に食べるのがポイント!

最後に歯や健康によい大根のおろし方を紹介します。何度も書きましたように皮に多く含まれる有益な物質も多いので、皮をむくことは厳禁です。また、イソチオシアネートの元となる酵素グルコシノレートとミロシナーゼは先端部分に多く含まれますので、その部分をおろした方が効果的。力を入れて一気にすりおろすのがよく、辛みが増しイソチオシアネートを多く含む大根おろしになります。さらに、イソチオシアネートは時間が経つと分解するので、おろしてすぐか遅くとも15分以内に食べるのがポイントです。汁も多くの酵素を含むので残さず飲みましょう。

■ まとめ

今回は守口市が発祥の、現在は愛知、岐阜県の特産になっている、「守口大根」と「守口漬」を紹介しました。大根おろしは歯痛、歯茎の腫れや歯槽膿漏に効果があることは応急処置として利用できそうですね。しかし、大根おろしの効果は、あくまでも家庭療法に過ぎません。異常や症状が長引いたときには、迷わず守口市の増田歯科医院へご相談ください。

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